紫金山・アトラス彗星が接近。
コイツは太陽系の果ての果てにあるとされている、『オールトの雲』と呼ばれる場所からはるばるやってきたらしい。
次にやってくるのは8万年後だとか。
その時、たぶん地球の主役は人類ではない気がする。
ハレー彗星、百武彗星、ヘール・ボップ彗星…
結構多くの彗星がこれまでにも話題になってきたけれど、この身体でそいつを観測したことがない。
ので、娘たちには思い出として持ってもらえたら嬉しいなと、2度観測・撮影チャレンジをしてみた。
一度目の撮影チャレンジは失敗
撮影場所は近所の河川の堤防。
画角や設定なんかは、その場で色々試せばいいかと思いながらチャレンジ。
あ、三脚はもちろん必須です。

スマホアプリでだいたいの位置を想定してレンズを向けてみる。


現場では確認出来ず、帰宅してからパラメータの調整をしていたら、うっすらだけ写っていた。
・40mmの画角では少し広すぎる
・まだ空が明るすぎる
次回は100mm前後のレンズを持って、もう少し暗くなってからチャレンジすることに。
二度目のチャレンジとHow to
撮影機材はTAMRON70-300mm、F値が不安なのでFE135mmF1.8も持っていった。
135mmだと空だけになるし、位置把握出来るかなーなんて不安もあったりした。
撮影時間は前回よりも1時間遅い18:30前後。


まずは、iPhoneの×2レンズのナイトモードで撮影。
大体の位置を捉えてみる。肉眼では一切見えない星が写った。ナイトモード優秀すぎる。
わかりにくいけど、彗星もうっすら確認出来た。
画面左下の明るい点が金星、45度右上にある2つの星のちょい上あたり。
みたいな目星をつけて、レンズを交換。

写った!!
横で待っていた長女と次女を呼んで見せた。
一度捉えてしまえば、モニターでも彗星は確認出来た。

この画角になると6秒だと星が動き始めた。
こんなに写るのか…。
とは言え、SNSとかで見る彗星ほどではないな。赤道儀使ってるのかな。
一緒に写っている線はなんだろう。人工衛星か、流れ星か。

19時30分以降くらいになると地上の風景と一緒に撮れそうな気がした。
んが、9歳の次女が飽き始めて真っ暗な道に寝転んで自転車に轢かれかねないので、諦めて帰ることにした。残念だけど、これも込みで良い思い出になった気がする。
父娘揃って彗星を観測・撮影できる機会は、きっとこれが最初で最後だった。
大げさな撮影機材がなくても、iPhoneのナイトモード10秒とかでも撮れるらしいので是非。
アプリはStar Walk2
彗星の位置を確認するために使用したアプリは、Star Walk2。
時間や日付も変更できるので、撮影スケジュールを決めるのにクソ便利。
コンパスやジャイロセンサーでカメラを向けた側の空の様子も把握出来ちゃうぜ。
もう少しの間、撮影できるはず。
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